清水谷公園の白き雀
紀尾井町通りの真ん中に、清水谷公園があります。
清水谷公園は、大都会東京の中心部にある緑豊かなオアシスとして、 貴重な存在です。
その敷地の中には「偕香苑」という茶会などの会合に格好な洒落た建物もあります。
ここにも多くの野鳥がいます。
本日は、土曜日で人も少なく静かでした。
そんな中、白い雀がいました。
水谷公園は、 麹町区(現千代田区)清水谷に建てられていた大久保利通遭難記念敷地一帯が、同碑建設発起人から寄贈されたのを受け、当時の東京市が明治22年(1861)5月都市計画を決定し、 明治23年3月に開園しました。
公園のある辺り一帯は、江戸時代の紀伊家、井伊家の屋敷境にあり 、この境が谷であったことと、 紀伊家屋敷内に霊水(清水)が湧き出ていたことから、 清水谷と呼ばれていました。
「清水谷公園」の名は、 この地名から付けられ、現在も、中央の大久保公の追悼碑を囲んで、多くの樹木が配置されています。
公園内には、江戸時代の水道に使われていた玉川上水石枡が展示されていて、水にゆかりの深いところだったことが分かります。