オガサワラヒヨドリ

オガサワラヒヨドリ



オガサワラヒヨドリ
学名:Hypsipetes amaurotis squamiceps
分類:脊索動物門>鳥綱>スズメ目>ヒヨドリ科

ヒヨドリの分析の結果、小笠原群島のオガサワラヒヨドリは沖縄県南部に位置する八重山諸島に起源を持つことがわかりました。一方、火山列島のハシブトヒヨドリは本州や伊豆諸島の集団に由来していることがわかりました。つまりヒヨドリは単純に小笠原諸島の中で2つの集団に分かれたのではなく、それぞれ異なる起源を持っていたのです。小笠原群島の集団も火山列島の集団も、島に定着した後で移動性を低下させ、交流のない独立した集団になりました。

全国的に広い分布を持ち、一部では渡りも行う移動性の高い鳥です。
高い移動性を持つ種類でも、島という特殊な環境では移動性が低下して、それぞれが独自に進化をしていることがわかりました。

古い起源を持つ小笠原群島には進出せず、火山列島にのみ分布を広げました。
これらの鳥が小笠原群島にたどり着いたときには、すでにメジロに近縁のメグロやオガサワラヒヨドリが先に分布していたため定着できなかったのかもしれません。
この結果は、近縁種の存在が生物の定着に与える影響を考える上でも参考になります。
<林総合研究所(茨城県つくば市)の研究チーム>
http://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2016/20160407/

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