鳴かぬなら~ホトトギス

鳴かぬなら~ホトトギス


有名な鳴かぬなら~ホトトギスの句を調べて見ました。

江戸時代後期に平戸藩主・松浦静山が書いた「甲子夜話 (かっしやわ)」
ホトトギスは全て違う漢字で書かれています。

郭公を贈り参せし人あり。されども鳴かざりければ、
 なかぬなら殺してしまへ時鳥  織田右府
 鳴かずともなかして見せふ杜鵑 豊太閤
 なかぬなら鳴まで待よ郭公   大権現様

※甲子夜話(東洋文庫)」第4巻(松浦静山著 平凡社 1978年)で巻53

・徳川家康「鳴かぬなら 鳴くまで待てよ ホトトギス」
・豊臣秀吉「鳴かずとも 鳴してみよう ホトトギス」
・織田信長「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」

連歌その心自然に顯はるゝ事   『耳袋』巻の八より
 古物語にあるや、また人の作り事や、それは知らざれど、信長、秀吉、恐れながら神君御參會の時、
 卯月のころ、いまだ郭公を聞かずとの物語いでけるに、信長、
 鳴かずんば殺してしまへ時鳥
 とありしに、秀吉、
 なかずともなかせて聞かう時鳥
 とありしに、
 なかぬならなく時聞かう時鳥
 とあそばされしは神君の由。自然とその御化の温順なる、又殘忍、廣量なる所、
 その自然をあらはしたるが、紹巴もその席にありて、
 なかぬなら鳴かぬのもよし郭公
 と吟じけるとや。

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