かたつむり?でんでん虫?ミスジマイマイ
ミスジマイマイ(三筋蝸牛)
日本固有種のカタツムリです。
雌雄同体、右巻きで、殻に縞が3本あることが名前の由来になっているカタツムリです。
大型のカタツムリ(殻高22ミリ、殻幅45ミリ)で殻は平たく見えます。
(繁殖期は4~10月、産卵数30~40個。)
樹上性(地上でも活動します)。
淡黄白色の殻に褐色の色帯が3本入っています。
個体変異が大変多い種類で、色帯が1本の個体、2本の個体、色帯のないものなどがいます。
さらに横縞模様(火炎彩)や部分的に赤味を帯びる個体もいます。<ややこしいが、おもしろい>
軟体に背部には1本の黒褐色の帯が入っています、殻の大きさにも個体群による変異があるようです。
平野から山地の疎林、野原、林縁、水辺付近に生息しています。
高温、高湿度の日に動き回っています(本日は雨が降る20分前で活発でした)
雨の降った後などに見かけます。
気温16度、湿度70%を下回ると動きが鈍くなり休眠に入るようです。
休眠(夏)に入る場合、からの入り口は膜でふさがれます。(越冬は落ち葉の下などで行います。)
ミスジマイマイは他のカタツムリ同様、木の葉や草の葉、コケを食べます。
コンクリートで見かけるのは、殻を作るためにカルシウムが必要になり、コンクリートに含まれる
カルシウムを摂取しているようです。