海は、汚れゴミ箱化してきている?海鳥が減ってきている。

海は、汚れゴミ箱化してきている?海鳥が減ってきている。


最近の研究によると、海鳥の個体数は1950~2010年の間に67%まで減ったことがわかっている。
「海鳥が直面している脅威の一つが、プラスチックゴミなんです」と、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の研究チーム、クリス・ウィルコックス氏は訴えている。
また他の研究によると、臭いとの関係がとりざされている。
プラスチックが海面をただよい劣化すると「オキアミ」に似た臭いを発するらしい。
(オキアミは、硫黄臭を放つジメチルスルフィドという物質が発生する)
海に浮かぶプラスチックゴミは、藻類が繁茂する絶好の足場になり、
付着した藻類が分解されてジメチルスルフィドが発生する。(「Science Advances」に発表された)
また、この臭いは、海鳥の航行術にも大きく影響しているという論文もある。

海鳥とは、沖合いを含む海を生活の中心または一部として利用する鳥です。
現在、鳥類は約10,000種、このうち海鳥は約359種で3.6%です。
地球は海が71%の面積を占めますから、海鳥の種数が少ないことが分かります。
季節によって長距離の移動をする種が多く、成鳥になるまで、早い種で4年、遅い種で10年もかかります。
とても寿命が長く、一度つがいになると夫婦のきずなは一生続きます。

ペンギン目ペンギン科 18種
ミズナギドリ目アホウドリ科21種、ミズナギドリ科91種、ウミツバメ科24種、モグリウミツバメ科4種
ネッタイチョウ目ネッタイチョウ科3種
ペリカン目ペリカン科8種
カツオドリ目グンカンドリ科5種、カツオドリ科10種、ウ科41種
チドリ目カモメ科102種、トウゾクカモメ科7種、ウミスズメ科25種

※写真はクロアシアホウドリ

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