ブッポウソウ
森の中で夜間「ブッ・ポウ・ソウ」と聞こえ、仏・法・僧の三宝を象徴するとされた鳥の鳴き声がこの鳥の声であると信じられてきたため、この名が付けられた。
しかし、実際のブッポウソウは「ゲッゲッゲッ」と鳴く。
1935年6月7日、NHK名古屋放送局は愛知県新城市の鳳来寺山で「ブッ・ポウ・ソウ」と鳴く鳥の鳴き声の実況中継を全国放送で行った。その年の6月12日に山梨県神座山で、「ブッ・ポウ・ソウ」と鳴く鳥を撃ち落としたところ、声の主がコノハズクであることが分かった。また、放送を聴いていた人の中から「うちの飼っている鳥と同じ鳴き声をする」という人がでてきた。その鳥はコノハズクで、東京・浅草の傘店で飼われていたもので、生放送中、ラジオから聴こえてきた鳴き声に誘われて同じように鳴き出したという。
ブッポウソウ(仏法僧、Eurystomus orientalis)とは鳥綱ブッポウソウ目ブッポウソウ科
毎年、初夏にボルネオの山林から日本に来て、子育てをしている。