天上の宝石アルビレオ
はくちょう座 β星 Albireo(アルビレオ)
はくちょう座のくちばしのところにある二重星。
その美しさから「天上の宝石」と言われ
宮沢賢治が銀河鉄道の夜では「サファイアとトパーズ」にたとえられました。
「大人的うふふ」として・・・
天上の宝石による「ファースト・キス直前の時」。
赤経19h30.7m 赤緯+27゜58′ 光度3.1等 距離390光年
アルビレオという名前は、「アルマゲスト」と呼ばれるプトレマイオスの星表(1515年版)に
「アブ・イレオ」と書かれていたものが訛ったもので、もともとのアラビア名は
「アル・ミンハル・アル・ダジャジャー(めんどりのくちばし)」といわれています。
この美しい二重星の星間の空間は、最小値でも約4,400天文単位、つまり、約6千億km以上です。
少なくとも太陽系を55個も並べることができるほどです。
※ 天文単位(AU)=1AUは、太陽から地球までの距離(149,597,870km)。