一滴!18万円!(◎_◎;)

一滴!18万円!(◎_◎;)


眼底出血から網膜静脈分枝閉塞症が発生して3年が経った、今だに3ケ月に一度の眼球注射で角膜の腫れを抑えている状態が続いています。
有る意味、3ケ月間効果が続く薬(アバスチン)が有るコトに感謝です。
アバチンは、眼球注射に対する厚生省の認可薬剤では無く、大学病院での研究対象で被験者としての協力という形で治療をつづけてきました。
当初、千葉大付属病院、その後引越に伴い、三重大学付属病院で治療しています。

この春から、厚生省の認可薬剤である「ルセンティス」に代わります。
主治医より、効果は同じと説明されました。
何が違うか?
一回の費用が188,380円:個人負担56,510円(3割負担)
驚きの金額です。
左目の視野の維持費が年間4回として、個人負担約23万円(^_^;)泣ける!

この金額を高額と捉えるか?
維持する手段が有り、良かったと捉えるか?
微妙なバランスです。

認可薬剤となった今、わざわざ遠い大学病院に通う必要はなくなりました。

「この新薬剤治療法は国民健康保険を使っても、一回の注射毎に56,000円以上の自己負担が必要で、しかもそれは本人が治療を求める限り半永久的に続く」ということ。

さらにルセンティスは、アバスチンよりも分子量が小さいので、浸透性は良く副作用の発生率が低いらしいです。しかし、コレは眼球内に薬剤が留まる時間が短くなるということです。
すると、注射の間隔が短くなるとということにもなり、年間の回数が増えて更なる費用負担増に結びつ事にもなるという解釈もできるということです。

現在、網膜静脈分枝閉塞症の治療で眼球注射が唯一の効果の出る治療のようです。
効果の期間が3ケ月というのが弱点(眼球内体液の新陳代謝による)でしょうか。

頑張って維持費を稼がねばなりません。
神様は「もっと人のために役に立ちなさい」と呟いてくれているのでしょうか?

そして、今日から支払いは大金なのでクレジットカードですかね(^_^;)。


従来、網膜静脈分枝閉塞症には効果的な治療もなく、視力を失う患者さんも多かったようですが、VEGF(vascular endothelial growth factor:血管内皮増殖因子)に対する人工的な抗体を眼球内に注射するというものが注目されました。
当初保険認可の薬剤もありませんでしたので、医師の裁量や病院の裁量でアバスチンという大腸がんの治療目的の類似の製剤を(研究費からの持ち出しで、患者さんや国に対しては無料で)注射するという様な変則的な治療が展開されてきました。

「ルセンティス」は、遺伝子組換え技術を用いて製造されるヒト化マウス抗ヒトVEGFモノクローナル抗体のFab断片で、眼疾患治療に特化して開発された薬剤です。
3年前の治療方法より、作業手順がスッキリして、患者の精神的負担が軽減されて来ています。
当初は手術室で、手足に色々な測定器具を付けての大掛かりな内容でした。
今では、椅子をリクライニングさせての治療となりました。
器具や消毒等の薬剤の量や使用方法も変わりました。
また、術後の処置内容や来院日程にも変化があり、これまでの経験値が活かされている様です。

2 Comments

j_jilow_2nd  

No title

なるほど・・・でも高額・・・うーーーむ・・・言葉がないなあ。

2014/04/17 (Thu) 18:39 | EDIT | REPLY |   

birding  

No title

j_jilow_2ndさん、コメントをありがとうございます。
貧乏人には、つらい世の中です。

2014/04/18 (Fri) 13:10 | EDIT | REPLY |   

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