体長3cm飛行距離20cm、ヒヌマイトトンボ
7月6日(土)、自然史教育談話会と環境学習情報センターの主催(協力:三重県伊勢建設事務所宮川下水道室 宮川浄化センター)で、ヒヌマイトトンボ観察会が開催され、参加して来ました。
ヒヌマイトトンボは、トンボ目イトトンボ科の昆虫で、淡水と海水の混ざる汽水域などにすむ
珍しいトンボで体長は約3cmの、とてもちいさなトンボです。
一度の飛行時間は、約1秒。
航続距離・・・20~30cmで、風には弱いデス。
葦原の地面から30cm以内に活動しているようです。
男の子は、背中に4つの点が有ります。
女の子はオレンジ色をしています。
(雄雌とも成長と共に体の色は変化します)
1971年に茨城県の涸沼などで発見されたことからこの和名が付けられました。
全国的にもその数は少なく、環境省のレッドリストでは「絶滅危惧I類(CR+EN)」です。
伊勢市の「宮川浄化センター」にヒヌマイトトンボを守っていく保全ゾーンが設けられています。
この取り組みで種が保全されているのは凄いことだと思います。
近年では海外からも多くの方々が訪れているようです。
【科】イトトンボ科
【属】モートンイトトンボ属
【和名】ヒヌマイトトンボ
【学名】Mortonagrion hirosei
※ 学名の hirosei というのは発見者の一人である廣瀬誠氏にちなんでつけられています。