佐渡朱鷺大学:「朱鷺と能の島 佐渡の魅力」
「朱鷺と能の島 佐渡の魅力」
開催日時 2012年7月20日 (金曜日) 資料代等500円
18時30分~20時30分(18時開場)
場 所 表参道ネスパス新潟館 3階会議室
東京都渋谷区神宮前4-11-7 03-5771-7711
プログラム
はじめに「環境保全をめぐる集落と伝統芸能との関係について」
講師 臼木悦生 NPO法人さど事務局長
第一部「十戸の村の能舞台」
講師 児玉信先生
能楽評論家 石川音楽堂プロデューサー、日本大学芸術学部演劇学科講師
第二部「佐渡能の魅力と集落との交流について」
講師 津村禮次郎先生
観世流能楽師、重要無形文化財保持者、一橋大学社会学部講師
佐渡市からのお知らせ
佐渡市観光商工課 越前氏
交流会 20時30分~22時00分 会場:食楽園(地下1階) 会費制 3500円
※プログラムは都合により変更になる場合がです。
交流会もいつものように開催しますので、ご参加お待ちしております。
お申込みは下記メールへお願い申し上げます。
北條 hojo@monoken.jp
臼木 usukie@nifty.com
※:私と臼木先生とは、大田区のキャリア教育関連で一緒に活動する仲間です。
能楽の大成者である世阿弥が流された佐渡島。
江戸時代初期に幕府の天領となり、そこに金山奉行・大久保長安が派遣され、能は一気に広まっていきました。
能は武士の間で愛好され、かつ庇護されてきた芸能ですが、佐渡の能は市井の人々が舞い、謡い、観るものに変化していきました。
これが、佐渡能の最も大きな特徴です。
2つ目の特徴は、多くの能舞台が神社に建てられていることです。
ムラの拠り所である神社に、共有の財産として建てられた能舞台で行われる能は、娯楽であると同時に神事でもありました。
能の演目の多くは、亡くなっても成仏できずにいる魂が浄化されてゆく物語です。
演じること、観ることによって、佐渡の人々はさまよえる多くの魂を、送り続けてきたのです。
そして何より、佐渡能は佐渡の能はムラ人によって演じられ、今も変わらず愛され、守られているということです。
朱鷺と共生し、集落の絆を形成する上でも能は大切な役割をになっています。
今回は「朱鷺と能の島 佐渡の魅力」の二回目。
佐渡能を実況生解説されている能楽評論家の児玉信先生、そして観世流能楽師で重要無形文化財(能楽総合)保持者の津村禮次郎先生に佐渡能の魅力をお話しいただきます。